現在、痛風は予備軍も合わせると、男性の場合3人に1人が痛風だと言われています。
痛風は、一昔前は贅沢病とか言われていましたよね。しかし、現在は違うそうです。
現代人は食事は欧米化になり豊かになりました。その為、痛風は贅沢病ではなく誰でもなる確率が高い生活習慣病なのです。
健康診断などで血液検査を行うと検査結果の中にある尿酸値。この尿酸値が7.0mg以上になると高尿酸血症と言われ、いつ痛風が発症してもおかしくない痛風予備分になります。
何故痛風になると痛いのか?
特に、寒い冬の季節は痛風の痛みが出やすい季節と言われていますが、痛風は何故痛みが伴うのでしょう?
体内で増えすぎた尿酸は結晶化し関節に留まります。それが、炎症を引き起こし激痛がやってくるのです。
尿酸の原料となっているのがプリン体です。それを多く含む食べ物を食べているとプリン体が多くなり痛風になる確率がアップします。
プリン体の多い食べ物
特に肉類に多くプリン体は含まれていますが、牛肉、豚肉、鶏肉ではどのお肉が多くプリン体を含んでいるでしょうか?
答えは、鶏肉なのです。意外ですよね。てっきり牛肉だと思っていました。
その鶏肉でも、モモ肉や皮よりも、ささみが一番多く含まれているんです。高タンパク低カロリーのささみが一番プリン体が多いなんて、これもビックリです!
また、多くの方は魚卵にはプリン体多いと認識されているとおもいますが、魚卵でもポイントがあります。プリン体は細胞の核の中にあるので、卵の数が多い方がプリン体が多く含まれます。すなわち同じ100gだと、卵のサイズが小さくて数が多い方がプリン体が多いことになります。
その他に魚介類でプリン体が多いのは、理由は分っていませんが車エビにはプリン体が多く含まれているそうです。車エビ美味しいですよね。尿酸値の数値が気になる方は食べ過ぎに注意しましょう。
プリン体を減らす方法!
プリン体を減らす調理方法があります。一度湯通しするだけです。プリン体は水溶性なので水によって流れてしまいます。お鍋はプリン体を流すのでとっても良い食べ方なんですね。
ですが、お鍋の後の雑炊はプリン体の宝庫。きけんです!
また、牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品には尿酸をは排出してくれるアミノ酸が豊富に含まれています。しかも低プリン体です。
1日牛乳なら1杯、ヨーグルトなら1カップ、チーズなら1切れが摂取目安です。
さらに、水分が尿酸を排出してくれるので意識して水分をたくさん摂りましょう。
◇注意点!
尿酸値が気になるお酒が好きな方は、プリン体0のビールを飲んでいるかと思いますが、実は尿酸値はアルコールの飲み過ぎもダメなんですね。飲みすぎに注意しましょう!