魚が大好きな人でも煮魚は難しいのであまり作らない。もっぱら焼き魚!という人も多いのではないでしょうか。
私も魚が大好きなので家庭でも煮魚にチャレンジしてみるんですが、お店で食べるような、臭みがなくて、ふっくらと仕上がっている煮魚ってなかなか作れません。
おいしい煮魚がつくれたたら、それだけで料理に自信がつきますよね。先日NHKの『ガッテン』でとっても簡単に美味しく出来る煮魚の作り方を放送。
煮魚のポイントは強火で短時間
多くの方が煮魚を作る時にやってしまっているのが、時間をかけてコツコツと煮る方法。これは、時間をかけて煮ないと魚に味が染みこまないと考えているからだと思うのですが、番組で登場した和食の職人がいうには、煮魚は、そもそも味はしみ込まないのだそうです。
ですから、時間をかけて煮ることはやめて、魚をふっくらと仕上げることを考える事が美味しい煮魚の作り方のポイントなんだそうです。
その方法は強火で短時間で煮る。魚のたんぱく質は時間をかけて煮ると硬くなってしまうそうです。その為、時間をかけて煮るのはNGなんですね。
そこで、必要になるのが日本で昔から使われている落としブタです。
落としぶたが良い仕事をします!
みなさんは、魚を煮る時落としブタを使っているかと思いますが、そもそも落としぶたの役割をご存知でしょうか?
私は、てっきり魚に味を染み込ませる為に使っているのかと思っていましたが間違っていました。
落としぶたの役割は、少ない煮汁でも泡を作り、それが魚全体に広がり魚に早く火を通すことだったんです。そうやって短時間で煮る事で魚がふっくらと仕上がるんです。
番組では和食のプロが家庭でも出来る美味しい煮魚の作り方を紹介してました。
まず、材料から
【材料】
- 魚切り身・・・2切れ(約200g)
- 水・・・150mml
- 酒・・・50g
- 砂糖・・・20g
- 醤油・・・20g
【作り方】
- 煮る前に魚に切れ目を2~3カ所にいれておく
- 魚が収まる小さめの鍋を使います。そこに魚と煮汁を入れます。
- 落としぶたをして、強火で2分。
- しっかり泡立ったら、さらに強火3分半強火で煮ます。※吹きこぼれそうになったら泡立ちが無くならない程度に火を少し弱める。
- 魚をお皿に取り出します。
- 鍋にある煮汁をお好みの濃さになるまで煮詰めます。
- 魚に煮汁をかけたら完成!
さぁー、これからは落としぶたを使って短時間で美味しい煮魚を作って食べましょう!