これまでは、油は高カロリーで肥満やメタボの原因になると言ったイメージでした。
ところが、現在は、油でもいろんな種類があり、それぞれが私たちのカラダの中で違う働きをしてくれてることが、TVやメディアを通じて知るようになりました。
つまり、油と言っても、悪い油だけではないのです。私たちのカラダの中はタンパク質で出来ていますが、周りは脂でできているので体に良い働きをする油を摂る事が大切なんです。
そこで、その油にはどんな種類があって、そんな働きがあるのか見ていきましょう!
脂の種類や働き
私たちが食事で体に必要な脂は、植物や動物に含まれている油を食事のときに摂り入れていますが、脂は大きく分けて二種類になります。
飽和脂肪酸
飽和脂肪酸は、主に豚や牛などの動物に含まれている脂肪です。エネルギー源になったり身体を作る成分となります。ですが、体内の中で固まりやすく体に蓄積されやすい特徴があり、長年多く摂取していると生活習慣病になるリスクが高くなると考えられています。多量に摂取するのは控えましょう。
また、飽和脂肪酸は短鎖脂肪酸・中鎖脂肪酸・長鎖脂肪酸に分類され、その中の中鎖脂肪酸は、一般的な油よりも早く消化・吸収されやすくエネルギーになりやすいので体内で蓄積されにくいオイルです。ココナッツやパームフルーツなどヤシ科植物の種子に含まれています。
不飽和脂肪酸
不飽和脂肪酸は、植物にも動物にも含まれていますが、魚に多く含まれる脂です。体に蓄積しにくく、中性脂肪やコレステロールを減らすなどの働きがあります。コメ油、オリーブオイル、えごま油、ごま油、アマニ油などがそうです。
便秘で悩んでいる方におすすめのオイル
女性に多い悩み便秘で悩んでいる方には、オリーブオイルがおすすめです。オリーブオイルに含まれるオレイン酸が腸に働きかけ便秘解消に役立つのではないかと世界的に研究されています。特に、エキストラバージンオイルを生でヨーグルトや納豆などの発酵食品かけて食べるのがおすすめです。
認知症予防にオススメのオイル
認知症予防には、ココナッツオイルがおすすめです。ココナッツオイルに含まれている成分が、脳のエネルギー源となり、認知症に多いアルツハイマー病に効果があると言われいます。
認知症予防にはカレーと一緒に摂るのがオススメ。カレーに含まれているウコンが認知症予防に効果がある。目安は1日大さじ1杯。
冷え性対策におすすめのオイル
冷え性にはえごま油。えごま油はシソ科の植物から採られる油。青魚におおいαーリノレン酸が豊富なので畑の青魚と言われています。手足の末梢血管を拡張させてくれる働きがあります。
熱に弱いので加熱しないで食べる調理方法をしましょう。ドレッシングにして食べるのがおすすめ。体を温める効果のあるタンパク質と一緒に摂るのが理想的です。
αーリノレン酸は細胞の老化も予防してくれたり、脂肪燃焼を助けてくれる働きもあります。摂取量の目安は:1日小さじ1杯 (5g)
コレステロール0の表示に騙されるな!
最近、スーパーで良く見かけるようになった植物油にかかれてある『コレステロールO』の表示。なんか、カラダに良い油なのかな・・・。なんてイメージをして購入した方もいるかとおもいますが、実はこの表示は当たり前の表示なんです。
元々、植物性のオイルにはコレステロールは含まれていません。コレステロールが含まれているのは動物性のオイルだけなんです。
さらに、これまで、コレステロールが高い食品の摂り過ぎは体に良くないと言われてきました。実は、コレステロールの8割が体の中で作られています。食事から吸収されるコレステロールは全体の2割程度。
例えば、食事でコレルテロールの多い食品を3割に増えたとしても、カラダに作られるコレステロールが7割になって調節されているので、そのため、健康な人がコレステロールの多い食品を多く食べても問題ないと近年は変わってきています。
ですが、カラダに良い働きがある油もカロリーが高いので、過ぎは肥満になるので注意しましょう!