脳卒中などの病気で脳や神経の障害で麻痺が残ってしまい歩けなかった患者さんを介護して、歩けるようにアシストする世界初の医療ロボットハル(HAL)をご存知ですか?

今、医療業界で大変注目されているロボットなんですが、そのアシストが本当に凄い!

『ハル(HAL)』を知ったのは、毎週土曜日の朝8時から放送しているサタデープラスという番組。

私は、元々変形股関節症で手術を20年前に行っていて、最近急に歩けないほど脚が痛くなり「このまま歩けなくなったらどうしよう・・・・。」と、不安を感じていたところだったのです。

ですが、この番組を見て、そんなに悲観的に考えなくても、医療の現場は凄まじい勢いで発展しているんだと感じました。その『ハル(HAL)』の優れたアシストぶりをご紹介します。



ハル(HAL)のこれまでにない優れた特徴

麻痺して歩けない人の治療のために活躍するロボット『ハル(HAL)』を開発したのは茨城県つくば市のサイバーダインという会社。

ロボットを中心に研究開発する会社なんですが、会社のホームページを見て凄い会社なんだという事を始めて知りました。サイバーダイン公式ホームページ

ハル=HALという名前は、Hybrid(融合した) Assistive(支援する) Limb(腕や脚)の略。
世界初のサイボーグ型のロボットで、脚が不自由な方に装着して使う事で、脳・神経系への運動学習を促し歩けるようにアシストをする医療用ロボットです。

患者さんの意思を読み取ることができる

ハルの最大の特徴は、装着してる患者さんの意思を読み取ることができる事です。そのため患者さんが思っている通りに歩く事ができるのです。

番組では、スタジオにハルが担当者と登場して、まず、関ジャニの丸山君の左足とハルの右足にセンサーを繋げてハルとつながった状態にします。(※この時点ではハルを装着していません。)

すると、丸山君が足を動かすとハルも丸山君の動きに合わせて同じように足をうごかします。

これだけでも、驚きなんですが、今度は、ハルとセンサーを繋げた状態で、丸山君は「右足を動かしたい。」と思いますが、思うだけで丸山君は脚を全く動かしません。

ところが、ハルは丸山君が思った通りに脚を動かしました!

ここが、医療用に開発されたハルの大変優れているところなんです。

今回は丸山君が代表して行っていますが、ハルにセンサーを繋げるだけで、ロボットのハルが患者さんの意思を素早く読み取って同じ動きができるようになるのです。

どうしてこのようなことが出来るのか簡単に説明すると、私たち人間は動く時に、脳でその動作を考えて、神経を通して、その動作に必要な筋肉に信号を発して動いているそうです。

実は、その信号を出している時、微弱な電気信号として皮膚表面から漏れるそうです。ハルは、独自に開発されたセンサーを皮膚に貼り付けることで、その電気信号を忠実に読み取ることができ認識した動作に合わせて連動する事ができるのです。

つまり、脚に麻痺を抱えている患者さんは、脚を動かしたいと脳で思っても、脚を動かすために必要な筋肉に伝達が出来ないので脚を動かすことができません。それをハルがアシストしてくれるのです。

麻痺を治療してハルを装着しなくても歩けるようになる

さらにハル(HAL)で治療をすると、足の麻痺を治療して、ハルを装着しなくても歩けるようになると言うから本当に凄いですよね。

これは、ハルを装着して行っている治療の段階で、患者さんが「歩きたい!」と思えば、その意思をハルが伝達してくれ、ハルの力を借りて歩くことができます。

すると、この時「歩けた!」と言う感覚が脳に伝わり、この伝達を何度も繰り返される事で、失われていた神経回路が再構築させるのだそうです。

その結果、ハルなしでも歩けるようになるんですね。夢のような話だと思いませんか!ですが現実に行われているんです。

既に京都大学大学院医学研究科・脳神経外科臨床研究で、実際に脳卒中後の歩行障害がある患者さんにハルを使った治療を行っているそうです。

例として話してくれたのは、右半身に重度の麻痺が残っている患者さんにハルを治療に使用したところ、通常なら半年間のリハビリ期間が必要になるところ、1か月で軽快に歩けるようにようになり、半年後にはハルを装着しなくても健常者と変わらない歩き方になったそうです。

担当の医師の話では、これまで脳卒中の患者さん50人にハルを使った治療を行い、筋肉の動きが全くない患者さんには残念ながら効果は認めにくいが、車椅子や杖を使っている患者さんには有効だと話していました。

ハル(HAL)を開発した会社サイバーダインでは、脳卒中に対しては、来年中に保険適用になればいいなと期待をしているそうで、最終的には寝たきりがなくなる社会を目標としていると話していました。なるべく早く保険適用になると良いですよね。




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