心筋梗塞とは、どんな病気か!

心筋梗塞とは、冠動脈が詰まって心筋細胞が壊死してしまう病気です。心臓は、心筋を収縮・拡張を繰り返すことで、体中の隅々まで血液を送り届けてくれています。

この心臓のポンプ機能は、血液によって送り届けられた酸素や栄養を心筋細胞が受け取ることで維持されていて、酸素や栄養を運んでいる血管を冠動脈と言います。

この冠動脈にコレステロールが溜まったり、血栓ができたりして血管の内側が狭くなって起こる動脈硬化を発症することで、心筋への血液の流れが止まった状態になる心筋梗塞が引き起こされるのです。

血液の流れが止まって心筋に血液が送られなくなると、心筋細胞が壊死してしまい、壊死した心筋細胞は二度と回復することはありません。



心筋梗塞を引き起こす原因!

血管内にコレステロールが溜まった状態になったり、血栓ができたりすることで動脈硬化になり、血液が流れにくくなって心筋梗塞に進行することから、動脈硬化を予防することが心筋梗塞の予防になります。

動脈硬化は、高血圧・高脂血症・糖尿病・メタボなど病気が引き金になって起こるのですが、これらの病気だけでなく、毎日の生活習慣も影響があることがわかっていて、喫煙を控える、バランスの良い食事をとる、適度な運動をする、規則正しい生活をしてストレスを溜めない、といったことに気をつけておく必要があります。

つまり、動脈硬化の原因となっている高血圧・高脂血症・糖尿病・メタボなどの病気を予防し、喫煙・食事・運動・規則正しい生活といった生活習慣を見直すことで、心筋梗塞を予防することができるというわけなのです。

狭心症が悪化すると心筋梗塞に進行!

動脈硬化で血管が狭くなり、血液の流れが悪くなって虚血状態に陥ると、心臓に送られる血液が足らなくなり、胸に痛みが走るようになります。このような状態を狭心症と言います。この狭心症の胸の痛みは、症状が悪化することで心筋梗塞に進行する病気です。

つまり、ある意味このまま放置していると心筋梗塞になりますよ!というサインでもあるのです。

狭心症の段階では、かろうじて血液が流れていても、コレステロールが溜まったり、血栓ができることで血管が完全に塞がってしまうと心筋梗塞になる危険があるので、胸の痛みが治まらないという場合は、すぐに病院で検査してもらいましょう。

心筋梗塞の前兆

胸の激しい痛みが長時間続く場合は要注意です。心筋梗塞の前兆として見られるのが、狭心症の症状です。

冠動脈が動脈硬化などで狭くなって血液の流れが悪くなり、心臓に送られる血液量が減ってしまうと、心筋が酸素不足に陥って一時的に胸に激しい痛みが走るようになります。

この胸の激しい痛みが狭心症の症状で、心筋梗塞になった方の約9割が、前兆としてこの狭心症の症状が見られることがわかっています。

狭心症の場合は、約10~15分ほどで胸の痛みが治まりますが、心筋梗塞に進行している場合は、20~30分以上胸の痛みが続きます。ですから、もしも、胸の激しい痛みが長時間続いてなかなか治まらない場合は、心筋梗塞の疑いがあると考えていいでしょう。

心筋梗塞で見られる症状とは!

心筋梗塞になると20~30分以上の激しい胸の痛み続きます。通常、心筋梗塞で見られる体の痛みは、この胸部分が痛むことが多いのですが、ごくたまに首・肩・背中・腕・歯・顎などでも痛みを感じることがあるようです。

また、これらの持続する痛みと共に、動悸・息切れ・呼吸困難・冷や汗・めまいといった症状も見られるようになります。

このような症状は、狭心症の治療薬として用いられるニトログリセリンなどの硝酸薬を飲んだとしても、症状が改善されることはありませんので、すぐに救急車を呼んで病院で診てもらいましょう。

早期発見すれば高い確率で助かる!

心筋梗塞が悪化していくと、心臓が虚血状態になって心筋細胞が壊死し、不整脈や心不全を引き起こしてしまいます。

このような状態になると助かる確率はかなり低く、全体の約1割しか助かりません。ですが、早期に発見してすぐに病院で適切な処置を受ければ、高い確率で助かります。

しかし、厄介なことにほとんどの心筋梗塞で見られる症状である胸の痛みを感じないという方もいるようです。これを無痛性心筋梗塞と言います。

糖尿病発症者や高齢者に多く見られますが、少し体がだるい程度の軽い症状しか現れないので、心筋梗塞が進行していることに気づかず、急に体調が悪くなって倒れてしまうこともあります。

人間ドックで心筋梗塞を早期発見!

心臓の検査は、早期発見で突然死からあなたを守ることができます。
最近では脳ドックと並んで、人間ドックでは発見することの出来ない、心臓に関係する疾患の早期発見を目的として盛んに行われるようになったのが心臓ドックです。

一般の人間ドックの項目に加えて、専門医による問診や診察。ユニークなところでは運動しながら心電図を取る負荷心電図、心電図を1日記録するホルター心電図、心エコー検査。そして脳ドックやがん検診でも行われるCT、MRIなどを利用して心臓の冠動脈の検査を行います。

心臓の病気には生活習慣によって起こる高血圧や糖尿病などの病気が深く関わっており、現在では日本での死亡原因の第2位となっています。そのため、脳の病気やがんなどと同じように早期に軽度の状態で発見することが大切になってきます。




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