血管が詰まると酸素が届かなくなり発病してしまうのが心筋梗塞です。心筋梗塞が発病すると、そのまま亡くなってしまう方や重度の後遺症が残ってしまう事が多く、なるべくなら発症したくない病気です。

今回は、この心筋梗塞を発症しても、亡くなったり後遺症が残らない、強い心臓を作る方法の話をしたいと思います。



強い心臓とは?

たった一つのかけがえのない大切な心臓、その心臓を強くする方法をNHKの「ガッテン」で放送。番組では、二度の心筋梗塞を発症しても後遺症が残らないで乗り越えている男性を紹介。心臓の専門医はこの男性の心臓に強い心臓を作るヒントが秘められていると話します。

男性は、二度心筋梗塞を発症していますが、倒れる前に二回ともペンチでひねられるような強い胸の痛みがあったそうです。ドクターいわく、その時、男性の心臓は狭心症になっている状態なんだそうです。

実は、心臓の専門医の間では、このような狭心症を何度も繰り返して起こしている人の方が心筋梗塞を起こしたあと後遺症などもなく回復しており予後が良いと語られていたそうです。その原因は、プレコンディショニング現象というのが関係しているそうです。

プレコンディショニング現象とは

プレコンディショニング現象とは、簡単に言うとピンチになると心臓が頑張ろうパワーアップして働く現象のことです。

心臓の血管が狭くなり酸欠起こして狭心症を起こすと、一時的にミトコンドリアがパワーアップしてスーパーミトコンドリアに変わるそうです。すると、少ない酸素でも働けたり、血管が増えたりしてさまざまな心保護作用が増加すると考えられるのだとか。

その、狭心症の症状が、ひねられる様な強い胸の痛みです。

 但し、この効果は数日で消えてしまいます。胸の痛みがあったからといって安心しないで、胸の痛みは命に関わる病気かもしれないサインなので直ぐに病院へ行きましょう。
実際に、データーを調べてみると、心筋梗塞を発症する前に狭心症(胸の痛みが)あった人の方が、無い人よりも入院中に無くなる死亡率が抑えられていることが分かったそうです。

そして、このように少ない酸素でも効率よく動ける状態になっていれば、心筋梗塞を起こしても心臓を守ろうと働くのであまりダメージを受けない。これをプレコンディショニング現象と言うそうです。

プレコンディショニング現象は誰にでも起こすことはできるのですが、心臓を鍛えることが大切なんだそうです。

心臓の鍛え方

群馬県立心臓血管センター部長 安達仁先生の話によると、普通に歩いているよりも、軽い負荷をかけると心臓がたくさんのエネルギーを必要とし、そのため多くの酸素が必要になります。すると、酸素が足りなくなり、その時心臓ではピンチだと思い、スーパーミトコンドリアに変わり、血管が増えたりして心保護機能が高まると考えられるそうです。

ですので、軽い負荷を与えた運動を実践することで強い心臓に鍛えることができるのです。その軽い負荷ですが、どの程度負荷が良いかと言うと、普通に歩くだけだと不十分で、有酸素運動で心拍数が110位になるのがベストです。

坂道とか筋トレなど強度が強い方がスーパーミトコンドリアになりやすく、感覚的には苦しくなる前の「チョット辛い。」と感じるくらいの負荷の運動を行いましょう。

ウォーキングなら少し早歩きでしゃべれる程度。30分位歩く。さらに、丈夫な壁に手をついて行う壁立て伏せを1日10回位。

※注意点
心臓に疾患がある方、足や腰、ひざに痛みがある人は医師に相談して行いましょう。
運動をすると強い動悸・息切れ・胸の痛みなど、心臓に不安がある方はやらないでください。




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